ジャーゴンを
流体軸受の Hz は軟らかな囁きから始まり
やがて耳障りな db が K°と共に上昇しながら
発情した自称フェミニストと
高揚するマニュフェストの協奏で
あからさまな媚態を曝け出す
ヘリオスタット、あるいはランドマークを失う GPS
タグ付きでラング
泣く者も無き亡骸を踏みつける NIKE
自由 Freaks の瞬きが雪の欠片へと融け流れる頃には
バックグラウンドのインディゴが
朝焼けのカーマインと階調を織る振り
フロンティア・スピリッツ達は
一対の角の上で
ファン、あるいはローターの風切り音に耳を傾け
バイブレータのオルガズムに息を切らしながら
照りつける砂漠の太陽の下
モータウンの子守唄で眠るガラガラヘビの脱け殻
積層する海辺の再生プラスチックが
ジボワールから真直ぐ紅海のキミの口に収められると
すかさず始まるフェラチオに溜らずボクの
原油のように真っ黒な残滓が滴り
汚物処理班は4文字言葉を口にしながら
そそり立つポリ塩化ビニルを分別して行く
フォトニック・フラクタルは
何れ放出する波の時間を弛緩させ
磨耗する錆鉄色の火星へと着陸する
インリン・オブ・ジョイトイに注目する股間は
ボツリヌス皮下注射のトレードオフを
検討する午後のティータイム
MU/g を気にすることも無さげな
マンハッタン島の岩盤とハーレクインの彼の地
ピリオドのあるべき箇所に設えられた <BR>
波打ち際の BPM185 に合わせて
毎夜打ち上げられる花火は
自爆テロのように乾いた唇をヒビ割れさせ
手放せないでいるリップクリームと
潤せないままでいるコデイン・シロップ
携帯される第三世代のスペックは Bold され
遺棄される識閾下の意味
シリアルキラーを乗せた
3000VA のハーレー・ディビッドソンは
今夜もまた高らかに翼を拡げ
羽音をフリーウェイに轟かせながら
クロムメッキされたシリンダヘッドに
アルゴンの光を映して
ぶろうるおおおーん
ぶろうるおおおーん
と淋しく鳴くのです